社会のクズと言われないために…消費者金融の上手な使い方

厳しい一言を言います。金銭関係にルーズな人は、社会で生きていくのは難しいと筆者は思います。お金の教育をしている家庭は少なく、生まれ育った環境で知ることしかできないために、実際に育った環境から離れて自活を始めた時、収支のバランスを崩壊させてしまうことは少なくありません。お金にまつわる罠はいくらでも存在しているのです。

一番よくないのが、お金がないということを自覚できないことです。多くの方は、ある程度お金がなくなってくると、危機感を覚えるものですが「また借りればいいか」「ボーナスが入れば返せる」と、消費者金融から借り入れを繰り返しているうちに、簡単にお金が手に入ってしまうためか、その感覚が薄れていくのです。

とはいっても、消費者金融を使うな、といっている訳ではありません。使い方次第では強い味方になりうるのが、消費者金融を含めた、金融機関です。

まずは自分にこんな傾向がないか、チェックしてみましょう。
・何かに依存しやすい性格だ。
・欲しいものは何が何でもすぐに欲しい!!
・今まで小遣い手帳・家計簿をつけたことがない。お金の管理は親、あるいは配偶者が行っている。

依存しやすい性格であったり、こだわりがある場合、お金の使い方間違えるとすべてつぎ込んでしまう恐れがあります。何がなんでこれが欲しいんだ!という方も同様です。お金はなんとかなると買ってしまった結果、なんとかならなかった…という話はよく聞きます。

チェックに当てはまる、と自覚できるだけ良いほうでしょう。対策としては、一般的ではありますが、家計簿もしくは出納帳を付けることから始め、黒字になった分を充てていくというのが、消費者金融に頼らない、理想的な形でしょう。

消費者金融から借りる場合には、欲しいものを買うためではなく、いっそ生活費の補充としていくのも一つの手でしょう。どういうわけか、欲しいものを買うときは盲目になりがちですが、生活費となるとシビアに考えることができます。基本ではありますが、借りるときは少額に、短期間で返済できるような計画を立ててみましょう。

また、小遣い手帳や家計簿をつけたことがない、配偶者や親にまかせっきりだという場合、自分が何にどれだけ使っているかということを把握することが困難です。そのため、消費者金融に借りた場合、返済計画を立てることができず、それこそ雪だるま式に利息が増えていく…なんて危険を秘めています。

クレジットカードも各種特典やポイントが付くため、どれくらい使っているかを把握できるのであれば、どんどん使うとよいこともあります。しかし、管理ができることが前提です。カッコイイから便利だから、という理由でクレジットカードを使っている人は、消費者金融からお金を借りる際には要注意です。

管理ができないならば、借りないのが一番だと筆者は思います。しかし、どうしてもお金が必要!という場合には、せめてカレンダーでも手帳でもスマホのスケジュールアプリでも構いませんので、目につくように借り入れした金額を書いておきましょう。追加で借りた場合には、残高に追加します。こうすることで目につくところで目に見える形で、どれくらいマイナスなのかを知ることができます。

消費者金融の良いところは、契約がすぐにできること、コンビニのATMでも借り入れや返済ができる便利さでありますが、先述の通り、便利すぎるが為にすぐに頼ってしまいがちです。お金のトラブルは一工夫することで、避けられます。社会のクズと言われないためにも、自分なりの管理方法を身に着け、しっかりしたい管理したいものですね。

閉じる