貧乏でも幸せ!お金がすべてじゃないと思う瞬間
突然ですが、筆者の家はそれはもう貧乏でした。子供のころ無邪気に通帳を見て「この数字の横の△マーク(マイナス)はなに?」とはよく聞けたものです。たぶん、親は心の中で泣いていたのではないでしょうか。子供って恐い。それでも無事にすくすく成長した筆者ですが、やはり現在も豊かとは言えない生活を送っております。
それでも貧乏だけど幸せだと思える瞬間というものがありました。今回は私心になりますが、少しでも同じ環境の方の救いになれば!と思います。ちなみに、お金持ちの人がこの記事を読むと「かわいそうに…」となりかねないので、自己責任でお願いいたします。
ささやかな誕生日プレゼント
これは筆者が一人暮らしを始めてからの話です。実家から誕生日プレゼントが届きました。貧乏性なもので「プレゼントなんてお金のかかるもの買ってないで、生活の足しにすればよいのに」と思いながら封を開けたところ…写真ではなく代わりにメッセージが入っている写真立てが入っていました。
手作りで、もちろん高級なものではないのですが、「いつでも帰っておいで」「一人暮らしがんばって」それか幼い弟が描いた「似顔絵」など、家族からの心からのメッセージにほっこりしました。手作りでもいいんです。愛があれば!もう何年も前のプレゼントなのですが、今でも飾ってあります。ありがとう!
冷たいラーメン
学生時代に寮生活だった筆者は、ある晩、お金がなさすぎて夜食も買えず、おなかがすいて苦しんでいました。門限があり、夜は部屋の外にでることも本当は禁止されていました。しかし部屋にこっそり遊びにきていた友人が見かねて、カップラーメンならあるよと差し出してくれました。ありがとう!友人!と抱きつく前に、衝撃の一言。「お湯はないけどね」と。
そこで昼間のうちに入れていたお湯があることを思い出したのですが…当然、ぬるくなっていました。しかし、そこで冷たい中で二人で分け合ったラーメンはとてもおいしかったのです。なんというか、空腹時に満たされる気持ちほど幸せなものはありません。友人に感謝!
二つのエピソードに共通するのは「愛」「気持ち」があれば幸せ!ということです。安っぽい話になってしまいましたが、お金のない時こそ、人は余裕がなくなるため、その時こそ相手の本心が見えたりします。お金お金と切羽詰っているよりも、心の懐の深さを養いたいものですね。